素敵な90歳

昨日句会をさぼったので、久しくご無沙汰していた、
近所の先輩にお電話してみた。

彼女は91歳
「ちょうどあなたにあげたいと思っていたものがあるの。
3時に寄り合いが終わるから、それからうかがうわ」

豆や干柿や葱やジャガイモや、いっぱいリュックにつめて、
背負ってきてくださった。

「ちょっとお会いしないうちに色が白くなったみたい」
と、私。

「だから前に言ったでしょ。自分で作った特製化粧水つけてるの。
そうしたら、ほら、腕だってしみが消えて、こんなにきれいになっちゃったの」
と、腕をまくって見せた。

「朝に晩につけて、それから深海ざめのオイルをつけて・・・」
「すごいですねえ、作り方教えてください」

「水と尿素とえ~と、もうひとつここまで来ていて思い出せない、
あれ、あの、誰でも知っているものよ・・・」

時間の立つのも忘れて、四方山話ははてしなく、飲んだり食べたり、
笑ったり、自慢したり、謙遜したり、話題は社会情勢にまで及ぶ。

うす暗くなったので家までお送りしようとしたら、
そんなことされたらもう来れなくなっちゃう、と杖を片手に、足早にお帰りになった。

家に帰りついてから電話をくださった。
「途中道路を渡ろうとして思い出したの、グリセリン!」

ああ、いつも励まされちゃう。
あんな素敵な90歳に、どうしたらなれるんだろう。

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