だって男の子だもん

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大雪が降った。
20センチ以上積もったかしら。

この分じゃ積もりそうだなあと、降りしきる雪の中を出かけた。
午後帰ってみると、半分だけ雪掻きしてあった。

前回降ったとき、雪掻きせずに放って置いたら、
北側の道路なので凍ってしまって、
ごみ出しに行くにも危険なほどで、もうどうにもならなかった。

では、残りの半分とごみ置き場への道は私が、と思ってはじめると、
きりもなく、はてしなく・・・汗だく。

はるか向こうでは、角型のスコップを持った男性が、
軽々と、雪を掻いている。

こちらは、プラスチックのちりとりで、なかなか終わらない。
あんなスコップがあったらいいなあ、でも借りたって重くてたいして出来ないだろう、
と思いながら、少しづつ歩行できるほどの幅に掻いていた。

すると、自宅付近を掻いていたその人がスコップを持ってやって来た。
そして、私が掻いている向こう側から、
こちらに向ってどんどんスコップを動かしている。

すっかり恐縮して、お礼を言うと、
「だって、男の子だもん」と言って、笑った。

そうです、年寄りとは言うまい。昔男の子!
なんて素敵な、昔男の子!「ありがとうございました!」

駐車場へ行こうとすると、本物の小学4,5年生の男の子が、
上手に雪掻きをしていた。

以前見かけなかった子だし、あんなに上手に雪掻きできるのは、
ひょっとして、東北から来た子かもしれない。

上手ねえ、上手ねえ、と行きも帰りも通りかかるたびに言ってしまった。
本物の男の子は、「だって男の子だもん」とは、言わなかった。
上手なのは当たり前、という顔をしているように見えた。

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