岡本太郎~かの子~一平

昔長く住んでいた家の近くの多摩川に架かる二子橋を渡ると大山街道である。
橋を渡ってすぐの土手を右折するとまもなく、左手に岡本太郎制作のかの子像が見える。

純白のコプラが天に向かって身体をくねらせながら伸びているような、
かなり大きな像である。もちろん今もあると思う。

その像のある付近一帯、大山街道沿いは、その地の豪族で、
岡本かの子の生家大貫家の所有地であった。

溝口方面に行くときは、いつも通りかかる、大貫病院の隣には、
いろは48蔵あったという土蔵の生き残りの蔵が、
なまこ壁をはげ落としながらも、1個だけあるのを見かけたが今はどうだろう。

俳句に行き詰ると、苦し紛れに図書館に駆け込み、
俳句とはまるで関係ない、本を借りて帰ってついつい読みふける。

私は伝記物が好きである。伝記を2冊借りた。
岡本一平著『かの子の記』と桐原良光著『井上ひさし伝』

まず『かの子の記』を読んだ。
まるで俳句とは無関係なようだが、夫一平の記すかの子の日頃の言動の中に、
創作への大きな示唆を含んでいて、大いに勉強になった。

かの子は歌人として出発し、小説を書き、仏教研究に没頭した。
『かの子の記』はかの子を失って14日目から書き初め、4年間の妻恋記といったら、
あまりにも通俗に堕すだろう、見事なかの子礼賛の書であり、
また、かの子の一面の真実を謳いあげている。

かの子はもちろん、夫の一平も息子の太郎も今はない。
川崎のあの大きな森の一角に、岡本太郎美術館が残った。


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